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ティーガイア株、株式市場でどこまで値下がりしたのか?

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ティーガイア(3738)のつづきです。1月31日取引終了後に、業績下方修正と自社株買い(ディスカウントTOB)を発表したティーガイア。同日の夜間取引では株価が急落していました。2月3日株式市場ではどうだったでしょうか?

ティーガイア2月3日5分足チャート

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株式市場では、夜間取引と同じように値下がりしています。しかし、夜間取引ほど下がりませんでした。

前回紹介した方法は、「夜間取引(1月31日)で購入→株式市場(2月3日)の寄り付きで売却」でした。株価を当てはめてみますと、

(1,213円-1,010円)×100株=20,300円

となり、100株につき、2万円超の儲けです(売買手数料等のぞく)。夜間取引のシミュレーションの2倍を超える儲けとなりました。やはり、夜間取引では、業績下方修正と自社株買いが過度に影響していたようです。

ティーガイア(3738)、業績下方修正と自社株買いで合わせ技1本負け?

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1月31日取引終了後、ティーガイア(3738)が業績下方修正と自社株買いを同時に発表しました。

業績予想の修正に関するお知らせ

自己株式の取得及び自己株式の公開買付けに関するお知らせ

こちらのブログでは、主に自社株買いについて紹介します。ティーガイアの自社株買いは、TOB(株式公開買付)によって行われます。TOB価格は850円。31日の終値は1,263円ですから、ディスカウントTOB(市場価格よりもTOB価格が安い)です。

ただし、よく行われる自社株買いだと、株式市場から買うのに対して、今回の自社株買いは大株主からの買取も含みます。ティーガイアの大株主は三菱商事です。三菱商事が売却する予定の株数は1030万株(割合13.04%)です。発行済株式数の13%を超える株数を株式市場に放出されたら、株価が暴落します。

そこで、三菱商事が売却する分を、ティーガイアが自社株買いで対応するようです。自社株買いの予定株数は1040万0100株(割合13.17%)です。ティーガイア株(一部)の持ち主が、三菱商事からティーガイア(自社株)に移るだけですので、それほど心配ないでしょう。

以上を踏まえて、1月31日夜間取引の様子を見てみます。

ティーガイア1月31日夜間取引気配値

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SBI証券ジャパンネクストPTSです。2月1日午前0時、夜間取引終了時の気配値です。株価は20%を超える急落となりました。自社株買いの影響もさることながら、業績下方修正の影響も大きいようです。ただ、20%の値下がりは、やりすぎの気がしました。株式市場では、20%まで下がる前に、どこかで寄りつくんじゃないかと思います。

仮に、寄りついたとすれば、「夜間取引で購入→株式市場の寄り付きで売却」とすれば、その差額が儲かります。たとえば、2月3日株式市場の寄り付きが1,100円だったとすると、

(1,100円-1,010円)×100株=9,000円

となり、100株につき、9,000円の儲けです(売買手数料等のぞく)。このように、夜間取引が下がりすぎだと感じたら、株式市場とのズレを利益にすることも可能です。もっとも、株式市場で夜間取引以上に売り気配となったら、含み損になります。

自社株買い(ディスカウントTOB)と業績下方修正の影響をどこまで見積もるか? が勝負の分かれ目です。

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